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TypeScriptの基本とJavaScriptとの違い

TypeScript は「型のある JavaScript」です。大規模開発で採用が急増しているこの言語が、なぜ支持されるのか。JavaScript との違いと、型がもたらす安心感を具体例で解説します。

📅 2026-07-17✍ progo編集部

TypeScriptとは

TypeScript は Microsoft が開発した言語で、JavaScript に「静的型付け」を加えたものです。JavaScript の文法をそのまま使え、最終的には JavaScript に変換(コンパイル)されて動きます。つまり JavaScript ができれば、その延長として学べます。

最大の違い ―― 型がある

JavaScript は変数にどんな値でも入れられます。便利な反面、実行するまで間違いに気づけません。

// JavaScript
let age = 25;
age = "二十五";   // エラーにならない(実行時に事故る)

TypeScript は型を宣言でき、間違いを書いた瞬間にエディタが警告してくれます。

// TypeScript
let age: number = 25;
age = "二十五";   // ❌ 型エラー:数値に文字列は入れられない

基本の型注釈

let name: string = "Taro";
let count: number = 10;
let active: boolean = true;
let scores: number[] = [80, 95, 70];

関数に型をつける

引数と戻り値の型を明示することで、呼び出し側のミスを防げます。

function add(a: number, b: number): number {
  return a + b;
}
add(1, 2);      // OK
add(1, "2");    // ❌ 型エラー

インターフェースでデータの形を定義する

オブジェクトの構造をあらかじめ決めておけます。API のレスポンスなど、複雑なデータを扱うときに絶大な効果があります。

interface User {
  id: number;
  name: string;
  admin?: boolean;   // ? は省略可能
}

const u: User = { id: 1, name: "Hanako" };

導入のメリット

コンパイルの仕組み

TypeScript(.ts)は tsc コマンドで JavaScript(.js)に変換されて実行されます。ブラウザや Node.js が直接理解するのは変換後の JavaScript です。

tsc index.ts     # index.js が生成される

まとめ

TypeScript は JavaScript の書き味を保ちつつ、型による安全性と開発効率を手に入れられる言語です。小さなプロジェクトから型注釈を少しずつ足していくだけでも、その恩恵を実感できます。